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「自らの光」に気づく物語り〜短編アニメ『COSMOS』〜

先月、友人の経営思想家・小森谷浩志さんに誘われて、近清武監督の短編アニメ『COSMOS』を、オンラインで観ました。

その後、監督本人と対話し、さらには『禅的マネジメント』を最近出版した小森谷さんの「自分を生きる羅針盤」ワークショップを体験するという贅沢な時間を過ごしました。

『COSMOS』と聴いて、「あれっ?」と思った方は合唱通の方ですね。

そう、小中高生に人気の合唱曲「COSMOS」そのものが映画のモチーフになっています。作詞・作曲は、ミマスさん。

アニメのテーマは・・・宇宙にも、人間の心の中にも、存在する「光と闇」を見つめ、自分自身の光に気づく旅。

光を単純に探すのではなく、光と闇を見つめるところに、一層の深みを感じました。

もっと言えば、光は闇から生まれる。これは、詩人・谷川俊太郎さんが「死をめぐる絵本シリーズ」ではじめた『闇は光の母』とも通じ合うところでしょう。

実は、この映画を観たのは、僕が全身全霊を注いでいたある試みが大失敗した直後でした。

まさに、闇の真っ只中。このオンラインの場に出席するのをやめようかとも悩みました。

でも、思い切って参加してよかった。この映画に光をもらいました。

失敗なんて、ひとつの現象にすぎない。自分の心の内側から湧き上がってくる欲求にしたがって生きることが大事だと自分の原点を改めて問われました。

僕の場合、その欲求は、「一人ひとりの想いや持ち味を解き放つ」です。

とんがりチーム研究所の方法論のベースに【らしんばん】の考え方を置いていますが、

「在り方」が起点にあるのは、まさに心からの欲求にしたがうことで最良の道が見えるから。

個人の生き方においても、チームや組織のマネジメントでも、この考え方は有効だと思います。

最後に。

近清武監督の短編アニメ『COSMOS』は、子供から大人まで、観るだけで、さまざまな無言の問いかけに、心が反応します。

本来はプラネタリウムで観るために制作されたものです。次は、そっちで観ると決めました。みなさんもよかったら・・・

<映画COSMOS関連情報サイト>
https://cosmos-hikari.com/information/

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