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若い世代への説教臭くないかかわり方とは

ここ数年の間に、20代の優秀な若い人たちとオンラインコミュニティのプロジェクトまわりで一緒に協働することがめっきり増えました!

とてもうれしいことです。

企業向けの組織開発の仕事では幹部層やリーダー層にかかわることが多く、なかなか若い世代と一緒にということがなかったので。

もちろん一人ひとりが異なる特性を持っており世代としてまとめて認識することには気をつけたいですが

やはりある程度共通した傾向もあるなぁと感じています。

まず、優れているなぁと思うところは・・・

1.高い学習能力がある

新しい情報や技術に対して高い学習能力を持っている。特に、デジタルテクノロジーに関する知識やスキルに優れている。

2.多様な視点を持つ

答えはこれだという思い込みが少なくさまざまな情報を相対的にみる力がある。

3.コミュニケーション能力が高い

年長者にも臆することなくフラットかつオープンにコミュニケーションができることが多い。

プレゼンテーションなどもとても上手ですね。

もっとも、物事には裏表があるわけで、僕が一番、問題意識を持っているのが、ものごとの本質を深掘りして自分なりの想いを込めて

整理されてなくとも自論を語るようなことが少ないことです。多面的な情報収集は得意だしきれいに整理することもできる。

ホントはそれをもとに自分なりの考えや意見が出されいよいよそこからガチ対話したいところなんだけど。

かつてよりも情報に簡単にアクセスできてしまうので情報を並べることで満足してしまい、そこから深い考察や問題解決に向かうことがないのかな。

例えば、僕の専門は自律分散型の組織開発論で、数知れない現場で経験したり考えてきたことを想いを込めて伝えても、なんか相対化されてしまう感覚があるんですよね。

疑問や違和感などを返してくれたらそこに論点が生まれるのですがそうなりにくい。

だからと言って「ちゃんと自分の意見を言え」とか「先人の経験や知見にもっと興味や関心を持て」とか

言ってしまったら、せっかくのフラットな関係性が崩れてしまい、元も子もないすね。

実は、答えはわかっているのです!

相手の理解を促し、何かを感じたり考えたりできるような「問い」を丁寧に、継続的に投げかけていくこと。

でも、つい先輩ヅラしてイライラしたり、ムッとしてしまうことがちゃんと問いかける行為の妨げになっている気がしてきました。

この記事を書きながら、そんな結論に至りました(笑)。実践してみたいと思いまーす。

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