10年前に『「使いづらい部下」を上手に使いこなす法』という本を、同文館出版のDO BOOKSシリーズから出版しました。
ちょっと笑うに笑えない裏話がありまして、僕は、この編集者とむっちゃ折り合いが悪かったのです。
だから、本を読んでいただけるとわかるのですが、
「使いづらい部下」を使いこなそうなんてするからダメで、うまく手放して、その特性を生かすべきというのが主題です。
でも、このタイトルにされてしまいました(笑)。
2013年2月に書いたまえがきに、日本企業は世界から取り残され、閉塞感に覆われているが、それを打ち破るのが「使いづらい」人材ですとあります。
あれから10年、閉塞感というか絶望感さえ広がっています。
もちろん、「使いづらさ」がポイントなのではなく、「使いづらさ」の裏に隠れたとんがった特性が重要です。
僕は「使いづらさ」を”A面のみかけ”と名付け、とんがった特性を”B面のココロ”と表現しました。
せっかくなんで、”A面のみかけ”を並べてみますね。
1.指示してもなかなか動かない
2.社内秩序を尊重しない
3.決まりきったことをやるのが嫌い
4.何事もすぐ手を出して失敗する
5.自信過剰で目立ちたがり
6.集団に合わせず単独行動に走る
7.過去のやり方を軽視する
でもね、その裏、つまり”B面”にこんな特性が潜んでいる可能性を見逃してませんかー?
1.仕事の意味や目的を考え続ける
2.お客様への価値提供に徹する
3.斬新な創造性で勝負する
4.失敗を怖れず、即実行する
5.臆せずにズバリ問題を指摘する
6.プロとしての判断基準を持っている
7.しがらみを断ち、変革を実行する
実は10年前に出したこの本のことを思い出させてくれたのが、先日、我が家に遊びに来てくれた大学院生だったんです。
彼女はいま「アウトロー就活」というのをやってると。
謳い文句が秀逸。
「就活」という一律的な文化や制度に気持ち悪さやバカらしさを感じ嫌気がさして、「就活」を降りてしまった【就活アウトロー】のためのマイナーな就職サービス!!
僕はこういうの見るとドキドキ、わくわくしてきます。
そうそう、とんがり研のホームページでも“とんがリアン”TYPE診断というあなたのアウトロー度、使いづらい度を測るツールを用意していますので、よかったらどうぞ・・・