2020年度に開学したiU情報経営イノベーション専門職大学をご存知ですか?
卒業までに1度は起業にチャレンジしてもらう大学/「就職率0%が目標」の大学
こういうとんがりコンセプト大好きです!!
この大学の客員教授に就任させていただくことになりました。
活動のスタートは、バーチャル研究室というゼミ形式のオンラインラボから。
僕は「ひとり起業家という生き方をリアルに探る」というテーマで募集をかけました。
志望動機を見ると、熱心な学生が3名集まってくれました。1年生が2人。2年生が1人。
「起業の選択肢としてひとり起業家を視野にいれたい」
「ひとり起業家という生き方が自分に向いているのか知りたい」
「ひとり起業ってすべて一人でやらなければならないと思うがどうやったらそんなことが成り立つのかを学びたい」
7/21の18時に初回がスタートしました。時間は90分。
3人に僕という対話するのには絶好のグループサイズなので、まずは、ラボの運営ルールを決めました。
3つ定めましょうということで、2つは僕からあらかじめ提示。ひとつは、その場で3人に話し合ってもらいました。
「学年の上下にかかわらず、対等に議論を深めていきましょう」ということになりました。
2年生からの提案でしたが、なるほど〜と唸らされました。対話の本質を体感として理解しているのでしょう。
なので、それに乗らせてもらい、講師の僕も同様に、となりました。
初回は、お互いの自己紹介に時間をかけ、また、ひとり起業家は何者かという概論を情報提供しました。
その後、何か疑問点やコメントがあればなんでもと促したら、
「ひとり起業家というひとつの選択肢を学ぶプロセスで自分自身が本当に起業したいのかを全8回(月1回)で考えていきたい」と。
起業にチャレンジすることがミッションの大学なのに、そもそもを自分で考え、見定めたいというスタンス、すばらしいですね。
「ひとり起業家は、臨機応変に事業を変えていきやすいというメリットがあったがお客さんのことを考慮せずにそんなことをしていいのかと疑問を持った」というのも。
もちろん、お客様との信頼関係を失っては、元も子もないので、それはしっかりやりつつ、事業変更の方針を認めていただいた後の内部での対応がしやすいという意味でした
と説明しましたが、顧客との信頼構築の視点による問題意識、最高でした。
大学でゼミを持つというのは、僕の長年の夢のひとつでしたが、素晴らしい学生3名とともに始まる学びの旅、これから楽しみでなりません。
ちなみに「ひとり起業家という生き方をリアルに探る」というテーマですから、ひとり起業家として第一線で活躍する方を何人かお呼びして
学生にインタビューしてもらいながらその実像を明らかにしていく予定です。
おもしろそうでしょ?また、共有させていただきますね。