iU 情報経営イノベーション専門職大学ってご存知ですか?ちょっと覚えにくい名称ですが、ユニークな大学です。
コロナ禍のさなか、2020年度に立ち上がった新しい大学で、在学中になんらかのカタチで起業することがミッションになってるんです。
あと「就職率0%を目指す!!」っていう素敵なモットーも。
昨年、この大学の客員教員になり「ひとり起業家」という生き方をリアルに探る というオンラインのゼミを持たせていただきました。
先日は、各ゼミの1年間の取り組みを発表する場があり、初めて学校をリアル訪問しました。墨田区、スカイツリーのすぐ近く。
ゼミの内容としては・・・短期間で急激な成長とイグジットを狙うような起業もある一方で、自分の内側から湧き上がってくる欲求を身の丈サイズで実現する起業のスタイル
=「ひとり起業家」という選択肢もある。
このゼミでは後者にフォーカスし、実際に活躍している実践家をチームでインタビューしてみることから、
その本質や実像をあぶり出し、ゼミ生一人ひとりが、自分自身の起業についてありたい姿を明らかにすることを目指しました。
あえて3人まったく特性の違う起業家を呼んだので、インタビューへの答えもバラバラ(笑)。
彼らは、試行錯誤しながらも、ひとり起業家の本質を5Wのフレームで把握することに成功しました!!
なかなかおもしろいのでご紹介しますね。
WHY:
自己のこころの奥底にある欲求に忠実であり、それを実現するため貪欲に行動している。
WHAT:
人生における真の自己実現が目的であり、起業はそのための手段であると捉えている。
WHEN:
一方、自己を取り巻く外部環境や自分の状況の変化に合わせ、柔軟に仕事のしかたもそのときどきで進化させている。
WHO:
ビジネスの持続可能な成長にとって一番大事なのは他者(顧客、関係先、同僚など)との信頼関係だと考えている。
WHERE:
すべてをひとりで抱える必要はなく、ひとり起業家だからこそ外部の専門家とチームを組んで遂行している。
3人のひとり起業家のインタビュー結果から表面的なところで共通項を探ろうとしても何も見えてはこなかったと思います。
僕の方からは、「アブダクション思考」というもやもやした情報群の中からひとつの仮説を導き出すやりかたを紹介したら
思いのほか理解が早くなかなか本質的な理解を構造化してくれました。
さすが、若い人は発想が柔軟ですね〜