実は、今年は「勝手にサバティカル」と内々に謳って、来年3月に迎える還暦を前にクリエイティブな充電をしよと目論んでいます。
「サバティカル(sabbatical)」の語源は、ヘブライ語のユダヤ教の安息日を意味する言葉。それが、特定の期間に労働を休止し休息やリフレッシュ、学びの時間を持つことに発展したみたいです。
大学の先生などには一般的になっていますよね。
他にもたとえば、アーティストが、自主的に一定期間の休暇を取って、新しいスキルを学んだり、リフレッシュしたりすることもあり
これには旅行、リサーチ、他のアーティストとのコラボレーションなどが含まれるとのこと。
その結果、創作活動において新しいインスピレーションを得たり、技術を磨いたり、異なる文化や環境に身を置いて視野を広げたりすることを目指すことになると。
僕がやりたいのはこっちに近いイメージですね(休暇ではないけれど・・・)。
これまでやってきた仕事は、概ね片付けて、3月末時点では、一旦稼ぎゼロの状況にまで持っていきました。
サバティカルにて、やりたいなと思ってるのは大きく2つ。
ひとつは、人と組織にかかわる仕事を30年間続けてきて、
企業人事と組織開発コンサルタントとしての体験を通して自分なりに身につけてきた考え方ややり方を意味づけしなおして、少し体系的な方法論として整理すること。
もうひとつは、その方法論のお届け先を、大企業中心から、スタートアップおよび中小企業へシフトすること。
僕の支援の中心テーマである自律分散チームづくりが、ダイレクトに活きて、結果につながりやすいところでより貢献していくためです。
よりよい人生の法則的なこととして「手放すと、入ってくる」ということがよく言われますが、思い切って手放したことがよかったのかおかげさまで、早速にクリエイティブな充電が始まってます!
話はちょっと変わりますが、私たち日本の先輩たちは、江戸時代に、サバティカル的なことを暮らしに取り入れてました。
人々は明日も元気に暮らすために、知恵比べや言葉遊びのような「明日備(あすび)」に励み、活力をしたたかに養っていました。
その活気ある姿勢や行動が次第に「遊び」へと変わっていったとされています。
いま、企業現場で一番欠けていることのひとつでは?明日への備えや未来の在り方を探究する余白を確保しなくては。
まずは、僕自身が、それを人体実験している最中ということで。