僕は仕事柄、企業人事の方々と接する機会が多いのですが、いま一番面白い部門は人事かも⁉️
そのことを、サイモン・シネックの「ゴールデンサークル」(いわゆるWhy→How→What)に則り、ご紹介したいと思います。
(WHY)人事部が飛躍するのは、いま
仕事のやり方や働き方の変容へ
経済・社会・環境の未来を見据え、事業や業態の転換を実現していくには、顧客体験を起点に、仕事のやり方や働き方を変容させる必要がある。
現場(事業部)が自ら気づく難しさ
現場で日々、顧客への提供価値を積み上げていくことが課される事業部が、大きな変容に向けた問題の片棒を、実は自分自身が担いでいることに気づき、受け入れることは難しい。
人事部こそが役割を果たせる!
人・組織の専門家である人事部は、事業部の人たちの価値観・信念・前提に触れながら、企業理念やパーパスにもとづき、目指すべき将来の経営戦略とリンクする現場戦略ストーリーを描き、動かす支援を求められている。
(HOW)人事部がこのプロセスをファシリテートする
では、どうすればよいか?
まず、「トラパタ」(トランスフォーメーションパターン)を呼び水に「ビジョン」「ストラテジー」「マインド・カルチャー」の視点から、自社や自事業に照らして未来像を考え始めることを仕掛ける。
「トラパタ」は「パターンランゲージ」https://tongari-team.com/theory/813/の日本における第一人者・井庭崇先生がつくった会社であるクリエイティブシフト社の支援のもと、独立行政法人IPAが制作したもので、トランスフォーメーションを実現するヒントを24のパターンとして公開されている。https://www.ipa.go.jp/ikc/reports/20200514_2.html
次に、そこで出てきた材料をもとにしながら、「ビジョン」「ストラテジー」「マインド・カルチャー」ごとに、とんがり研2大メソッドのひとつ「創発デザイン」https://tongari-team.com/theory/1358/を回していく。
最近、全社の経営戦略として は未来を見据えた飛躍的な世界を掲げているものをよく見かけるが、それと各事業部の現状との距離感が大きすぎて、どこから手をつけたらよいのかわからない状態を目にする。
それをつなぐための上記プロセスを、人事部がファシリテートするのだ。いきなりが無理なら、最初は外部コンサルタントなどに依頼し、一緒にデザインしていくこと。
とんがり研でも、この手の支援では、徐々に自走化していけるように伴走している。
(WHAT)HRBP× Change Agentでぶっちぎる!!
このプロセスに取り組むことにより、持続的に企業価値を創造することに貢献する人事部が実現する。