さて、今回のテーマは、コミュニティと組織です!
コロナ禍で、テレワークが普及し、職場の近くに住んでいなくても仕事が可能になったことから、地方移住の動きが進んでいます。
地方に移住するメリットとしては、自然豊かな場所へとか、より広い居住空間へとか
とともに、
都会で個々人が分断された暮らしからより人間味のある居場所を求めて、地域のコミュニティへというニーズもあるようです。
僕自身も、8年半前に藤野という相模湖畔の里山に東京から移住した一番の理由は、コミュニティへの憧れや希求でした。
心豊かに暮らせる居場所がほしかった!!
特に、藤野の場合は、人口の半分が移住者というよそ者に寛容なまちであり、かつ、アートを軸にしたまちづくりの歴史を通じて、
市民主導による多種多様で自由なカルチャーが形成されているということが、決定的な移住のポイントでした。
ここで暮らせば暮らすほどにその素晴らしさを実感しています。
実は、それまで僕が目指してきた企業向けの組織開発支援の仕事は、まさに、一人ひとりの社員が内発的な動機をベースに
顧客や社会に対する新しい価値づくりを考え、実践するような組織づくりでした。
でも、藤野ではすでにそれがまちぐるみで実現されていたのです。
こういう世界を知ってしまうと経済的な関心や目的を中心に動くビジネス社会で理想を実現するのは、
難しいのかなぁという諦めになってしまった時期も、正直言えば、ありましたm(_ _)m
ところが、ここ数年、コロナ禍の影響もあるのでしょうが、
従来の働き方では、新しい価値を生み出すことがもはやむずかしく、
一人ひとりが自分らしさを取り戻し、そのエネルギーを重ね合わせるようなチームや組織づくりに対して関心を示す企業が増えてきてます。
いま、僕は藤野コミュニティでの活動で学んだ発想や実践を企業の支援に全力で注ぎ込んでいるところです。
そんな活動の真っ只中で出会ったのが「hintゼミ」という幸せ視点の経営学を学ぶオンラインスクールなんです。
ここまでの話の流れで言えば・・・
(地域)コミュニティと(企業)組織のいいとこどりをしたような場です。
メンバーのほとんどは会社員で、幸せな生き方や働き方に共感する人たちが、
個としてこの場に集いオープンかつフラットなチームでの学びを楽しんでいます。
ゼミでの学びは3ヶ月で1クールですが、終わった後も、全員がこの学びのコミュニティに残れます。
「大人の生涯学校」を目指しているのです。
ここで学んでいることを、メンバーは自分の所属する職場や組織に持ち帰り実践しようとしています。もちろん、そう簡単にはいきません。
が、彼らはいつでも戻ってこれるコミュニティがここにあるので、
成功や失敗の体験を、そのときに味わった気持ちも共有しながら、自分なりのチャレンジを続けていけるわけです。
hintコミュニティは、現在700人を超えてこれから3ヶ月に100人ずつ増えていきます。企業社会に与えるポジティブなインパクトはとてつもなく大きいと感じています。