3/28に、還暦の誕生日を迎えました。
こうして好きな志事を好きなだけやれているのは、みなさんの支えのおかげです。
本当にありがとうございます。
思えば、20代後半で、死にかけるほど過酷な環境の中、仲間とともに成し遂げた日清製粉・名古屋工場での組織変革体験を
もっと広げていきたいと思い立ち自己申告制度を使い、人事部に異動したのが30歳のときでした。
それ以降、米国企業のHR→組織開発のコンサル→ひとり起業という流れで、「人と組織」にかかわってちょうど30年になります。
世を去るまでこの世界で試行錯誤していくつもりですが、実質的には、古希までのあと10年間が勝負だろうなと思っています。
で、プレ還暦イヤーの2024年は、フォーカスする領域を定めました。それは、自律分散による「クリエイティブなチーム開発」です。
では、それを誰とともに共創したいか?
3つの条件が思い浮かびました。
1.「人を軸に」据えるリーダー
社員を数字や生産性の手段としてではなく、無限の可能性を持つ存在として捉える。
一人ひとりの持ち味を経営の中心に据え、人間の成長を最大の価値と考えている。
2.「価値創造」 を探究するリーダー
世の中の『当たり前』に疑問を投げかけ、まだ誰も気づいていない社会の潜在的課題を鋭敏に感知する。
問題の表面的な解決ではなく、根本的な価値の再定義を志向する。
3.「共鳴する組織」をつくるリーダー
組織を上下関係を超えた共創的な生態系と捉え、対話を通じて全員の内なる可能性を引き出す。
互いの声に耳を傾け、組織全体の知恵と創造性を育む。
「人を軸に、価値創造と共鳴する組織づくり」を描く彼らはこんな悩みに直面しているのではないかと想像します。
「正直、限界だ。私たちの組織の提供価値や方向性がまだ曖昧で、自分自身も本気で向き合えているとは言えない。
現場メンバーとの距離を埋められていないのは、私の責任だ。
新しいアイデアを出そうとしてもみんなの想いを十分に引き出せていない。
数字は厳しいし、若手の離職も続いている。
一人ひとりの可能性を信じ、共に組織の未来を作る仕掛けを私自身が本気で考え抜く必要がある。
でも、正直どうすればいいかわからない。この閉塞感から抜け出したい」
こんなリーダーの方々と未来を創造する10年間にしたい。
ぜひ、みなさんともご一緒させていただけたら、うれしいです。