ChatGPT、衝撃的なデビュー以来お使いになっている方も多いはず。僕もほぼ毎日、仕事の壁打ち相手に話しかけてます。
ChatGPTは、生成型AIと言われ、大量のデータを学習した人工知能が、人間の作成するような文章や絵などを生成することができます。
ただ、これ、相手をどのように扱うか、つまり、どう問いかけるかによっって、出てくるものがだいぶ変わります。
誰でも最初にやるだろうことが「◯◯について教えて」でしょう。
僕は、保護犬のちわわミックスを飼っているので「ちわわについて教えて」と聞きました。そしたら、おもしろくもなんともないとってつけたような答えでした。
それで、僕もファシリテーションを本業にする者として、問いに工夫してみることにしたらびっくりするような高度な返しをしてくれるようになりました。
例えば、僕が組織開発実践の理論的基盤にしている現代でもっとも包括的な哲学者と言われるケン・ウィルバーについて。
彼の理論について、気になっていることを「僕は〜と思うんだけど、どう思う?」と聞くと、結構「なるほどね」というような自論を展開してきます。
専門分野についても、壁打ち相手として役割を果たしてくれます。
が、ここで要注意!
僕がこれまで認知していなかったようなことをもっともらしく言うときがあり「それって、どの本のどこの部分で言ってるのか教えてくれ」
と問い詰めると「すみません、間違いでした。それは言ってませんでした」などと返してきます。とっても素直なんでつい許してしまうのですが(笑)。
先日、ChatGPT×マーケティングのセミナーにて、LINEのAIカンパニーCEOを努める砂金さんがChatGPTとのつきあい方では「問い」の立て方が大事だとおっしゃっていて、なるほどと思いました。
◯◯のシチュエーションでと設定を明示した上で意見を聞くとか、なぜそういう答えに辿り着いたのかを何度も何度も問いかけるとかによって、より有効なやりとりが成立すると。
これって、実は人間どおしのコミュニケーションも一緒ですよね(笑)!!