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腰痛へのアプローチ:西洋医学 vs. 整体療法

暑い暑い8月が終わり9月になりました。

僕は独立して5年になりますが初めて1週間まるごと休みました。とても、楽しかったのですが休んだ翌週に腰痛が悪化。

もともと腰は弱点ではあるのですが、これまでの人生の中で一番きつい腰痛に襲われ、立ち上がることも身動きもできなくなりました。

さらに時期が悪く、お盆ウィークと重なってしまいまして。

でも激痛に耐えかねて、診療していた隣まちの公立総合病院の整形外科に行きました。

レントゲン撮影すると、腰痛の定番腰椎4と5の間が狭くなっていると。

この2つの骨の間には、軟らかい椎間板という組織があり、脊髄から出ている神経が通っています。この椎間板が飛び出して神経を圧迫するときに激痛が走るそうです。

とりあえず痛みへの対症として湿布と腰痛ベルトと飲み薬をいただきました。

それでも痛みが続くようなら、MRIを撮って、状況によっては手術もと言われました。

それで家に帰って対処したのですが、まったく効果はなく、もうこのまま一生立てなかったらどうしようとまで思うほどでした。

その翌日、地域の友人の整体師になんとか連絡がとることができ自宅まで来てもらうことになりました。

根本的な治癒には時間がかかることを覚悟してましたから、とりあえずこの激痛を少しでも緩和してもらえたら御の字という気持ちでした。

1時間程度、気功なども使いながら施術してもらいました。

すると、なんと不思議なことに自分で立ち上がることができたのです!しばらくこの現実が信じられませんでした。

彼に何をしたのか聞くのですが「からだの全体を整えた」みたいなことしか言いません。

なぜ立てるようになったのか?なぜ痛みがかなり改善したのか?その原因と結果を分析的に知りたいと思いましたが、途中で諦めました(笑)。

いわゆるホリスティックに診てもらったということでしょう。

あくまでも「今回の場合は」と限定した方がいいとは思いますが、2つのアプローチから特徴が見える部分もあったかなと思っています。

西洋医学では特定の病変を分析的に確認し、それに基づき治療法を選択しますが、

整体療法では全体的な身体の調和を重視し、症状の背後にある根本的な問題にアプローチします。

後者の方はなかなか明確に言語化しにくいという性質もありますね。

状況しだいでどちらが有効かの判断をしていくことが必要と思いますが、両アプローチの特徴や可能性を知っておく意味はありそうです。

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