元日に発災した能登半島地震。被害の大きさに心が痛みます。
何かできることがないかと情報を探っていたら・・・
地元コミュニティの助け合いのメーリングリストで気になるものが。
東日本大震災以降、主に福島のこどもたちの支援を続けているチームとその仲間が、現地で必要とされる物資を4tトラックで運ぶので、提供してくださいと。
チーム名は「母ちゃんず」!!
僕も、家の中からいろいろかき集め、また下着類などは買い足して持っていきました。
昨日、現地よりリーダーからの報告とお礼のメッセージが届きました。一部引用させていただきます。
「この度は能登半島地震に対する緊急支援物資輸送に関しまして、たくさんの応援を頂きまして心から感謝致します。
短時間の募集時間にも関わらず、たくさんの支援物資が集まり本当に驚きました。
元旦からいろいろな繋がりから現地NPOとコンタクトをとり、要請を受けて必要なものを用意しました。
運転も熟練し、万が一の故障に対してもメンテナンスができる自信がある者から動き出し、今回も自前のガソリン搭載しての能登半島入りです。
珠洲市と輪島市の2ヶ所に届けて欲しいという要請で動く予定です。
世の中支援物資供給に関し、いろいろと賛否両論ある中でご協力くださいまして本当にありがとうございます。
どこか一つだけの情報を過信せず、本当は何が求められているのかをキャッチしながら、1人の人間として責任を持って行動していきたいと思います。
声無き人たちに寄り添えるのが市民の力だと思います」
ちょっと長い引用になってしまいましたが、僕が目指す自律分散チームやコミュニティの要素が満載でしたので。
まずチーム「母ちゃんず」のすごいと思った点は・・・
・相手のニーズや要望をしっかり聴いてそれに合わせた支援を実行している
・想いだけで行動に走ることなく、自力でやれることを見極めている
・答えのないテーマで、賛否両論あることを踏まえた上で、冷静に決断している
さらには、このリーダーたちを支えるコミュニティがあるからこそ短期間の呼びかけで、たくさんの必要な物資があつまったわけですね。
今回、メーリングリストでチームとコミュニティをつないでくださったのは市民派の市議会議員の方でした。
自律分散チームやコミュニティは、一人ひとりの自立とその人たち同士の縦横無尽な支え合いで成り立つのですね。