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オンライン対話 3つの革新性

2019年5月に、僕が参画したトオラス(旧与贈工房)は、ZOOMを中心的なツールとしフルリモートで、現在は世界6カ国70名を超えるメンバーが様々なセクターで自己組織化する活動を展開をしています。

構成されるメンバーは常にアップデートされ、プロジェクト毎にコミットしたメンバーが自律分散的に活動を進めています。

つまり、2020年コロナ禍になるずっと以前から、オンラインによるコミュニケーションだけで組織運営していたわけで、僕にとっては、その経験値を短期間で学ぶのに格好の場でした。

いまではオンラインコミュニケーションは、世の中的に当たり前になりましたが、一方でよく言われるのは・・・

  • 感情が出しにくい
  • 雑談がしにくい
  • 話が一歩通行になりが

ですが、これらにはそれぞれ手の打ちようがあります。いや、その弱点を克服すれば、オンラインならではのすごい特性が活かせるのです。今回は弱点の克服方法の前に、その革新的な特性3つについて触れたいと思います。

1) 越境性
離れた場所の人同士がオンラインで即つながるので、組織や企業間の壁も越えて参加しやすく、多様な価値観や考え方に触れられる。

2)フラット性
等分に括られた画面にフラットに存在している感覚になるため、上司・部下、本社・現場、年長・年下等のランクが生まれにくい。

3)メタ認知性
画面の中で自分の存在を確認しながら、俯瞰的に場を観る感覚が生まれるため、深くふりかえりやすい。

どうですか?感覚として共有できたら嬉しいのですが。これはオンライン対話の場で、参加者から実際に語られた声にもとづいて整理したものです。

さらに言えば・・・

  • 越境性は「多様性」
  • フラット性は「自律分散」
  • メタ認知性は「リフレクション(内省)」

これらは、みんな、人財・組織マネジメントの世界で新たに獲得していくべきテーマとして取り上げられて久しいですが、どれもできていなかったものですね。

オンラインコミュニケーションを導入すれば、自動的に実現されるものではもちろんありませんが、オンラインの方がより可能性があると、僕は肌で感じています。

今回のテーマは、トオラスbizのウェブページで、僕がイラストも使いながら、5分ほどの動画にして語ったものがありますので、こちらもご参考にしてくださいね。

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