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持続可能なワクワク感

ある大企業の人材開発課長さんからこんなステキな質問をいただきました。

「最近の研修では、ありたい姿を描いたり、打ち手を定めたりするときに、すごくポジティブなワクワクするような表現にしましょうという投げかけが多いのですが、そのあたりをあまり強調しないのは、意図的にやっているのですか?」

意図的に、自然にやってます(笑)。

この仕事を始めて数年経ったときに、気づきました。ファシリテーションのスキルを使えば、大抵の場の話や雰囲気を盛り上げることはできる。

が、同じように盛り上がったのに、その後、せっかく話し合ったことを、実行に移されるパターンと、まったく移されないパターンがありました。

それを分析していくと、どうやらこんなことが言えるのではないかという仮説にたどり着きました。

話し合ったことが、基本的にいつも話している内容とさほど変わりばえしないとき、それが実行されることは少ない。

一方、たとえ荒削りであっても、従来とは異なる新しい気づきがその場にあったときは、その後も継続的に検討されたり、実行される可能性が高い。

僕はこれを「新たな思考様式の獲得」があるか否かと定義しました。

それ以来、場の盛り上がりにまかせて、ワクワクワードで塗り固めることはやめ、新たな思考様式の獲得に全力を傾けることにしています。

そうすると、新たな発見に対するチームの内側からのワクワク感は、自然なカタチで湧き上がってきて、持続することになります。

でなければ、一過性のワクワク感で、場が終われば、消滅してしまう。

実は、話し合ったことが実行される条件は、もうひとつあり、それは「新たな行動様式の獲得」なんですが、それはまた改めて。

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