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大学時代の同期の会社を支援することになろうとは・・・

30数年前になりますが、僕は大学時代、グリークラブ(男声合唱)の活動しかやってませんでした。

日本NO.1オーケストラNHK交響楽団の定期演奏会に共演させていただくこともあるような名門だったので、専念したというのが言い訳です(笑)。

さて、その4年間で密に時間をともにした同期から、最近こんな相談がありました。

「4年前にIT企業を立ち上げて業績も年々急成長している。いまのうちに、自分の目指す理想的な組織のカルチャーづくりに取掛かりたい。

目指す組織は、一見、非効率、不合理でも、リゾーム状のコミュニケーションが成り立つようなものだ」

ちなみに、リゾームとは、地下茎のことで、構造全体を支える中心をもたず、地中をさまざまな茎が縦横無尽に張り巡らされている状態ですね。

な、な、なんと!!

それは、僕のど真ん中の支援テーマではないか。

しかも、彼のメッセージには、「なぜお前に支援してほしいのか」が書いてありました。僕の著作『創発ワークショップ』を読み、確信してくれたのだそうです。

ちょっと気恥ずかしいけど、どうしようもなくうれしかった。

で、いよいよ6月から支援をスタートすることになりました。

彼の思い描く理想像を実現するために、何度もミーティングを繰り返しましたが、とんがりチーム研究所のベースにしているフレームワーク【らしんばん】に沿って、

「在り方」(創業者の想い)→「物語り」(想いを実現するための戦略)→「共鳴」(戦略と社員の想いの重なるところを見つけ実践)というサイクルを

本質的にぐるんと回すことで、結果としての理想的なカルチャーを創っていきます。

今回のプロジェクトでは、ある程度カタチが見えてくる前から、いまどんな検討のプロセスにあり、理想を目指すときにどんな矛盾や葛藤があって、それをどう乗り越えようとしているのか等も

社内外にリアルタイムに発信していくという方向で合意しています。

つまり、リアルで等身大の経営者と社員の姿を情報共有することで、ありのままの状況を理解していただき、そこに共感する方々と一緒に新たな未来を切り拓いていきたいというメッセージでもあります。

近いうちには、社名も共有できると思いますので、いったいどんなことが起きるのか見守り、応援していただけたらありがたいです!!

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