今年7月、大学時代のクラブ(早稲田大学グリークラブ)の同期が起業したIT企業のカルチャーモデルづくり支援を始めますとお伝えしました。
そのときはまだ社名を明らかにできなかったのですが、その会社は(株)ナレッジベースと言います。大学の同期は、坂本之総さん。
カルチャーモデルづくりがある程度整ってから発信するのでなく、取り組みのプロセスで間違いなく起きることになる葛藤や矛盾も含め
そこで巻き起こる社員と組織のストーリーをリアルタイムで社内外に発信していくことで、共感や支持を得ていく方式を提案してみたら、
坂本さんがふたつ返事で「やろう!」ということになって。
いわゆる「プロセスエコノミー」=完成品を作って売るだけではなく、制作過程自体で収益を得ることに触発されたやり方なんですが、覚悟と決断がいることだと思っていました。
が、あっさりYESと。大学時代からいろんな意味で(笑)「規格外」の人でしたが。
少し引っ張ってしまいましたが、これがその第一弾の記事です。社内外への発信というカルチャーモデルプロジェクトの重要な役割を担う辣腕の編集者・ライター田井中麻都佳さんの手によるものです。
https://knowledge-b.jp/articles/1
まずは、創業への想いから聴き始めましたが、考えていることの大きさが半端ない。上記の記事を読んでいただけるとうれしいのですが・・・
メディアの伝え手が渾身の力で書き上げた良質な記事が現状のネット環境の中では、埋もれてしまって探し出せないことも多く、その状況をITのチカラによって変えていきたいと。
そして、私たちが本当にほしい情報になかなかアクセスできない原因は記事のつくり手側の事情と、検索エンジンのアルゴリズムにあるというのです。
(詳しくは記事を!)
僕にも心当たりがあります。一時期、地域の人たちの想いを軸にその地ならではの資源を組み上げて新たな価値をつくる地方創生ビジネスを重点的に支援していましたが
東京のマーケティングコンサルや補助金に依存しがちな現場の実態に触れたとき、本質的な課題を乗り越えた本物の地方創生モデルがないか必死に探しました。
が、出てくるのは、耳障りのよい成功モデルを横展開するものばかり。求めている情報は、残念ながらそこにはありませんでした。
Knowledge Baseという社名は、Knowledge、すなわち「知」を積み上げていくベース(基盤)を築きたい、という願いで名付けたそうです。
ITで知の力を解き放ち、豊かな社会を創るんだという本気の想いを感じます。
これからの取り組み状況は、こちらでも、節目節目で共有させていただきますね。