江戸の朝は近所の散歩から始まり、高齢者の見守りや長屋に壊れた場所がないかといったような「朝飯前」が行われたそうです。

そして、午前中は「かせぎ」の仕事に出て

午後は、傍を楽にする公共的な「はたらき」へ。

そして、夕方からは、明日も元気に暮らすのに備える「明日備(あすび)」

明日備がなまって「遊び」になったという話ですね。ここでの明日備は、知恵比べや言葉遊びのようなものだったそうですが。

なぜ、こんな話題から始めたかと言うと、日本企業の世界に、圧倒的に明日備が足りないと思うから。

ここまで環境が変化してるのに従来の仕事のしかたに固執することほどリスクの高いことはありません。

しかし、実態はそうなってしまってます。悲しいくらい。

環境変化のこともわかってるし明日への備えも重要だと思ってる。

僕の組織開発の支援は、明日への備えにフォーカスしてますが改まってそういう場を設けると驚くほどいろいろ考えが出てきます。

でも、その場限りで止まってしまうことも少なくないんです。

目の前の仕事が忙しいから。

そもそも明日への備えが業務だと思ってないから。

そんな仕事したって、誰にも評価されないから。

すると、魔の悪循環サイクルが回り続けることに・・・

明日備が大事なのはわかっている

しかし、目の前の仕事が忙しいのでそちらに必死になる

そもそも、それをやり続けても本質的成果にはつながらない

ジリ貧に向かって進行するのでモチベーションも低下する

明日備に対するハードルを下げるには、それが大事だと言い続けてもあまり意味がありません。

明日備に取り組むことで自分やチームにとってどんなよい未来が得られるのかを少しでもイメージできること

僕はいつもそのような瞬間を虎視眈々と狙ってます(笑)。

先日、実施したクライアント企業のワークショップが、まさにそのような場でした。

組織のありたい姿を上長がコアメンバーに示し、メンバーはそれに率直にフィードバックする1時間でした。

1時間のその場限りで議論が止まってしまったら負け。

メンバーは上長の提示した案に違和感含めいろいろと受け止め、それを整理されてなくていいので口に出してみるよう促します。

いいモヤモヤが継続して残ると、ワークショップ終了後にもTeamsなどのビジネスチャットの中にやりとりが持ち込まれます。

今回は、終了直後から早速チャットでのやりとりが続くことになりました。

まずは小さな成功から!

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