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「わしづかみコンセプト」の威力

2年半前に、プロダクトローンチの実践講座に参加しました。

プロダクトローンチ(以下、ローンチと称します)とは、商品(コンテンツ)の魅力を最大限に伝え、売上げを狙って創り出す最強の集客方法

見込み客の悩みや願いを徹底的にリサーチして、顧客が気づいていない解決策を提示し心から買いたいと思う状況をつくりだすものです。

「情報ビジネス」と呼ばれるものは、ほとんどがこのローンチの手法を用いているようです。

ブログやSNSなどのプラットフォームを通じて、自分の知識やスキルを発信し、収益化するビジネスモデルのことですね。

さて、僕が参加した講座は、気鋭のトップ若手マーケター田中祐一さんによるものでした。

ローンチって、顧客と接点を持つその場で個人に購買を判断してもらうよう設計されているので

組織として複数の階層の判断を経て購買が決まる法人向けには、有効性が弱く、僕のようなBtoBを軸にした商売には向いてません。

が、田中さんから学んだことはいろいろ活かしています。

その最たるものが「わしづかみコンセプト」です。

他の商品と違って「これがいい!」という欲求を喚起するためにパッと見て惹きつけられる独自の切り口をつくること。

コンセプトづくりのポイントは・・・

  • 見込み客と悩みは何か
  • 得たい未来は何か
  • どんなノウハウがあるのか
  • 実績、権威性
  • キャッチーなネーミング

例えば、僕が5年前に開発したキャリアデザインPGの場合。

見込み客」は、企業で人財開発やキャリア開発を担っている人キャリア研修をせっかく導入してもその場かぎりになっているという悩みをよくお聞きします。

定番になっているキャリア研修は、だいたい同じような形式です。

まず自身の経験やスキルを棚卸しするところからスタート。次に、将来のキャリア像をイメージして、現状とのギャップを明らかにし、それを埋めるためのアクションプランを設定するというもの。

悩める担当者が「②得たい未来」は、研修の参加者たちが、日頃からいきいきとキャリアについて考え始め、キャリア自律の一歩を踏み出すことでしょう。

そのためには、自分のこれまでのキャリアやいまに向き合い、自分自身の内側にある価値観や想いに気づくことが不可欠であり、そこにフォーカスした「③ノウハウ」を有しています。

その結果、現在のところ導入いただいた企業のリピート率は100%という「④実績」です。

このプログラムに「⑤キャッチーなネーミング」として、マインドフルカフェ®︎と命名しました。

オープンで和やかなカフェのような雰囲気の中で、これまで気がつかなかった私らしさを掘り起こしキャリアにつなげていただきたいという願いを込めています。

このような「わしづかみコンセプト」で訴求することで、その独自性が、潜在的な顧客層にも伝わり始めており事業は、おかげさまで健全な成長を続けています。

みなさんも、「わしづかみコンセプト」、ご活用ください!

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