「気心の知れた上場企業CHROたち3人による “泥臭い”人的資本経営の研究会を立ち上げます」と以下のように宣言いたしました。
その第一歩が11月末からいよいよスタートしましたので、そのご報告を。
主催するのは、産学連携シンクタンク「一般社団法人 iU組織研究機構」です。(僕も発起人のひとり)
人的資本経営は数年前から重要な経営イシューとして注目されてますが、ただの「流行り」になったら、いつものように消費されておしまいになってしまいます。
せっかく経営・事業課題と、人・組織の課題が結びつくチャンスなので、そこに強い意思のある人事責任者が集まり
直面する実態や課題を深掘りする議論を通して、本質的な実務的知見を創出し、世の中に一石を投じようというものです。
そのために、まずは現状のアンケート調査から始めることにしました。
先日の第一回会合でメンバーにお見せしたら「アンケートの一般的イメージとのギャップに驚愕した」との声が漏れました。
通常のアンケートでは、たしかに、いくつかの選択肢から当てはまるものを選ぶみたいな感じですね。
一方、われわれのは、いきなり本質論を真正面から問う定性質問のみ4つ。
それこそ、気心の知れたメンバーだからこそ、はじめから出せるのだなと改めて認識しました。
たとえば・・・
「人的資本経営とはそもそも何を目的とし、誰ががどうやってプロセスを決め、価値創造についての結論やその全体の開示をどのように行うものか」
「人材版伊藤レポートでは、企業価値向上の源泉として、経営戦略・事業戦略と人材戦略の一体化や、取締役会での本質的な議論の必要性が訴えられているが
こうした理想形と、実際の企業経営における優先度や実効性について、現場での真実や実感は?」
でも、さすがのメンバー!!早速、骨太な回答が寄せられてます。
営利目的ではない研究会ならではの議論がこれから繰り広げられそうでドキドキしています。
続報はまたさせていただきますね。