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与贈工房:「いのつな」で媒介者をやってる意味


私が与贈工房に加わるきっかけになたのは、2月に入会した与贈工房が主催する「いのちと繋がる共創起業家コミュニティサロン」(略称:いのつな)です。
https://tongari-team.com/kaiwai/597/

このコミュニティでは入会した初月は、オリエンテーションや情報インプットがあるものの、2ヶ月目以降はメンバーによる自発的・自律的な運営が主体となります。

与贈工房では、オンラインコミュニケーションを通して、いかに参加者主体の学びと創造の場をつくっていくかの試行錯誤を重ねてきただけあって、面白いノウハウがたくさんあります。

そのひとつが「運営ボランティア」という存在を置くことです。

主催者でも、参加者でもない、その中間のような立ち位置。私は3月からその役割を、もう一人のサウルさんとともに二人で担うことになりました。

具体的には、毎週1回、主催者と運営ミーティングを重ね、現状何が起きているのか?どうなればもっと参加者の満足が上がるのか?手を打つべき課題はないか?等々、よりよいコミュニティづくりに向けて、試行・検証をしていきます。

主催者からの投げかけだけだと、一方向的になりがちで、参加者の主体性を削いでしまうリスクがあるし、

一方で、参加者からいきなり方向性や改善点を提起して動かしていくというのもハードルが高いですね。

なので、運営と参加の両義性を持った「媒介者」の絶妙な立ち位置をおおいに活用しようということなんです。

いま一番ホットなテーマは、このコミュニティのグランドルールにも掲げられてる「分からない状態にとどまることを大切にしましょう」の部分でのメンバーにおける居心地の悪さや葛藤です。

そもそも「いのちと繋がることによって、予想を超えて共に創造する在り方とやり方を探求する」ことを目指しているので、分からなさは当然出てくるのです。

それを受け容れて楽しめる人と、そこに違和感を持ってちょっと距離を置く人がいて、

後者の人たちにどんな支援ができるのか?

「私たちは分からなさを大事にしているので、それに従ってください」というのは違うよねという点では合致していて、

これまた答えのない模索をしながら、仮説を見出してやってみて、ふりかえるというサイクルを回しています。

効果的な方法が見つかったら、またシェアしますね!

なお、前述の「運営ボランティア」的存在の意味について、与贈工房の田原真人さんがブログで解説しています。

<主体的な活動を促す媒介者の存在>
http://masatotahara.com/?p=2244

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