私らしさと目の前の仕事に橋をかけるところから始めるキャリアデザイン入門講座=マインドフルカフェ®︎は
多くの企業に導入いただいてから5年になりますが、やればやるほど、その原点価値を意識するようになってきました。
原点とは「私らしさ」をすべての源にすることなのですが、その意味で、巷の企業がキャリア研修導入に関心を持つ文脈に違和感を持っています。
労働人口の減少や終身雇用の崩壊など、激しく変化する労働環境に対し、個人は自分のキャリアを自らの力で切り拓くべきだ。
これからは「キャリア自律」なのだ!!
いきなりの会社の方向転換に社員は戸惑っているようです。
で、その「セット商品」として、ひと昔前ならリカレントだー、最近ではリスキリングだーと喧伝され、
真面目な人ほど変化に適応することに焦り、翻弄され自分自身を見失なっていないでしょうか?
そんなキャリア自律なら不要だと僕は正直思います。
ちょっと言い過ぎだとは自覚しつつもう少し続けさせてください。
現在も定番になっているキャリア研修って、いまだに20世紀のキャリア理論にもとづき再生産されてないですか?
つまり、多かれ少なかれ、人と職業のマッチングモデル。
キャリア研修では、まず自身の経験やスキルを棚卸しするところからスタートします。
それから自分の強みについて理解を深めます。
そして、将来のキャリア像をイメージして現在とのギャップを明らかにし、
それを埋めるためのアクションプランを設定します。
そこで描いた仕事は5年後、10年後にまだ存在しているでしょうか?
キャリア自律は、英語でCareer Self-relianceと言いますが、まさに「私(らしさ)を拠り所に」するキャリアです。
まずは、自分自身の内側にある価値観や想いに気づくことが、ほんとうのキャリア自律の第一歩であると僕はとらえています。
実は「21世紀のキャリア理論」と言われているものがあります。
米国のキャリア心理学者マーク・サビカスのキャリア構築理論は、20世紀のキャリア諸理論のエッセンスを踏まえながらキャリアにおける内的な意味や解釈、物語といった考え方を特に重視します。
つまり、ほんとうのキャリア自律との相性がとてもいいんです。
マインドフルカフェ®︎というキャリアデザイン入門講座はこの文脈を大切にしてつくり込みました。
おしまいは宣伝っぽくになってしまいゴメンナサイ!!