「在り方」クエストと「物語り」クエストを乗り越えたら、最後の難関「共鳴」クエストが、あなたを待ち構えています。
「在り方」&「物語り」クエストは、リーダーのあなたひとりで始めても、最初からチームメンバーと一緒に始めてもOKですが、
「共鳴」クエストからは、メンバーの参加、巻き込みが必須になります。
物語りを効果的にお客様に届けていくには、より多くのメンバーつまりチームや組織全体でそれを共有したり、届け方をしくみ化したりする必要が出てくるからです。
業務プロセスをしっかり回すためのしくみや、それを扱う人の採用、育成、活用、評価などの仕方とも言えます。
ただし、しくみはつくればいいというものではなく、メンバーの間で共鳴しあってはじめて有効になっていくことから「共鳴」クエストと名付けました。
リーダーであるあなたを軸に、メンバー同士が健全に意見をぶつけ合い生産的かつ創造的に仕事ができる環境をつくることが必要で、
「心理的安全性」の提唱者であるハーバード・ビジネススクールのエイミー・C・エドモンドソン先生の組織学習理論なども参考にしながら、
大きく3つのプロセスで取り組みます。
(1)メンバーの参加を促す
一人ひとりの参画を促すには、次のような環境をあなたが整備していくことが重要です。
*何を言ってもOKという話しやすいオープンな環境
*トラブルなどが起きたときにすすんで助け合える環境
*時代の変化を感じ取り、新しいことにチャレンジしていく環境
*一人ひとりの個性や強みを発揮することを奨励する環境
(2)物語りをメンバーがジブンゴト化する
その上で、まず、あなたが「在り方」クエスト〜「物語」クエストまでたどってきた道すじを自信をもち、かつ謙虚に(完璧でないことを認める)語りかけます。
次に、あなたの「物語り」(チームで実現したい世界)とメンバーが実現したいことの接点を探ります。
そして、その接点をメンバーがジブンゴト化できるようにゴール設定に落とし込みます。
(3)一人ひとりの特性を重ね合わせる
最後が、“超・自走チーム”の集大成であり、一番の醍醐味といえるステップです。
メンバー全員が、それぞれのゴールをチーム内に公開し、共有します。
できれば、メンバーそれぞれの「在り方」にも着目して、個人のゴールとどのようにつながっているのかまで共有できるとチーム力がより高まります。
それぞれのゴールが共有されていると、実はいたるところに、お互いの力が重なった方がうまくいくポイントが見えてきます。
それを試行錯誤的にどんどん実践し、出てきた成果に対して感謝を贈り合います。
一人ひとりの想いや持ち味が重なり合って、あなたが思いもよらなかった物語りがいよいよ自走しはじめます!!