夏至の日から、組織開発のコンサルタントを17年間やってきた”中間決算”的に
『やさしく、ふかく、おもしろい組織開発新論』を「note」にて5回シリーズにて公開スタートしました!
https://note.com/tongari_ken/n/n87a8e8c1491a
「note」とは、オンライン上のコンテンツ共有プラットフォームでクリエイターコミュニティや情報共有の場として国内で人気のサイトです。
ありがたいことに結構な関心を持って記事が読まれているようです。
これを読んで友人Aからこんな反応が。
「組織が変わるとは、そこに所属しているひとりひとりの人が変わることだと思っていたけど、AKIのnoteを読んで、ひょっとしたら違うのかもと思った。
そもそも、組織って何だ?」
そしたら、また別の友人Bがこんな返しをしました。
「組織って立ち上がったときは、意味とか目的を語って、一緒にやってくれる仲間を集めると思うんです。
その思いに共感、共鳴して、私もやりたい!って人が集まってくる。で、人が集まってきて、組織っぽくなる。
ただ、ある程度成熟しちゃうと、そういう求心力の部分が疎かになり、カネとかそっちばっかりになる」
う〜ん、おもしろい議論だ!!
ひさしぶりに、チェスター・I・バーナードの組織論を確認したくなりました。
曰く、組織とは「意識的に調整された2人以上の人々の活動や諸力のシステム」
その成立のための条件として組織の3要素として・・・
共通目的(組織目的)、協働意志(貢献意欲)、コミュニケーションを掲げました。
共通目的とは、組織のメンバーが共有する目標や理念のこと。
協働意欲とは、組織のメンバーが自発的に貢献したいという意欲。
コミュニケーションとは、組織のメンバーが情報や意見を交換すること。
組織とは何か?を考えるときに立ち返るべき基本ですね〜
そして、Bさんのコメントは非常に筋がいいのもわかります。いま、みなさんのかかわっている組織の状態はどうなってますか?
僕のnoteコラムを読んでくださったCさんからはこんな質問もありました。
「組織開発の肝は、人と人、人と仕事、人と組織のつながりの再生と言ってますが、なぜ”再生”なのですか?」
僕は、こう考えています。
組織とは、本来、ひとりではできないことを実現する「協働装置」のはず。それが十分に機能してないからつなげ直す、つまり「再生する」ということかと。
バーナードの共通目的、協働意欲、コミュニケーションと、僕の言う「人と組織」「人と仕事」「人と人」のつながりの再生はかなり近しい関係にあると思ってますが、
大事なことは、これらが相互に作用し合ってはじめて、組織はワークするということなんですね。
やっぱり、自分の考え方をまとめて表明すると、さらに深く考えるためのさまざまな示唆をいただけますね!!