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セルフ・コンコーダント・ゴールとミドルシニアの相性

2月初め、相模女子大学 大学院 社会起業研究科にて1コマ講義させていただきました。友人の大学教授・与田真美さんから依頼を受けて、昨年度に引き続き2回目でした。

テーマは「僕が起業で大事だと思うこと」

昨年は、ひとり起業について広めに自論を展開したのですが、あとでいただいたフィードバックのコメントで、圧倒的に響いていたのが、セルフ・コンコーダント・ゴールでした。

過去のブログでも何度か取り上げたことがありますが、自分自身の内奥から湧き出てくる欲求にもとづく目的や目標のことを言います。

今年は、この1点に絞ってお伝えすることにしました。なぜセルフ・コンコーダント・ゴール(これ以降SCGと略称で呼びます)が起業で大事か?

「コンコーダント」concordantとは、一致したという意味ですが、僕は自己一致した目的を2つの要素に分けて捉えています。

BE「こうありたい」DO「こうしたい」です。別の表現にすると、「在り方」と「やり方」。両方がバランスして初めて幸せな起業は成り立つと思うのです。

DOに偏ると、どうしても目の前の目標達成を追いかけてしまい、その事業が自らの深い欲求に根差しているか実感が持ちにくい。

一方、BEに偏ると、抽象度の高い理想論ばかり考えてしまい、現実に何をすればよいのかが疎かになってしまう。

だから、BEとDOを、SCGとして合わせて、いつも意識し事業を実践しましょうと。

ちなみに、僕のSCGは・・・

一人ひとりの想いや持ち味が解き放たれ、重なり合って、思いもよらない新たな物語りになる仲立ち

今年もありがたいことにセルフ・コンコーダント・ゴールについての想いを深く受け取っていただきました。

実はこの大学院は、男女共学でかつミドルシニア層の方が中心です。仕事もプライベートも少し落ち着いてきたところで改めて学び直し、ぜひ社会起業してみたいというニーズのある方々。

セカンドキャリアの「シード期」に、SCGはきっとぴったりなのでしょう!

今年の大学院生のひとりで、大手企業に勤務する50代の方が、その後、ご連絡くださり、自分の事業構想についてアドバイスをほしいとのことだったので、喜んで引き受けました。

その方は社内の新規事業に手を上げているのですが、その起点をご自身のSCG的なことに置かれていました。そして、社内外のミドルシニア層活性化を事業にしたいそうです。

応援しております!!事業としてはちょい競合しそうですが(笑)。

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