僕は組織・人財開発のコンサルタントとして、行きがかり上、主に大手企業の支援をしてきました。
キャリアを歩み始めたのは日本の大企業でしたし、転職先はアメリカの超大企業でした。
その後、コンサルティング会社に移籍しますが、ここでも主要顧客は日本の大手企業でした。
なので「行きがかり上」と言ったわけですが、今年からは、意思を持って中小企業とスタートアップの支援に舵を切り始めました。そしたら、早速いい風が吹きはじめてます!
それぞれの分野における専門家と出会い、彼らとチームを組んで走り始めたということなんですが。ありがたいことです。人との出会いがやはりすべてですね。
では、なぜそんな舵切りをしたのかといいますと・・・
大きくは3つほどの理由があります。シンプルにまとめるとこんな感じです。
1)これからより求められていきそう
2)メソッドとしてより馴染みがよさそう
3)市場としての可能性もありそう
1)これからより求められていきそう
中小企業やスタートアップは、大企業に比べて人材や資金などのリソースが限られています。
業績が圧迫され既存の状況を打破しなければならない中小企業や、圧倒的なスピードと成長を目指し日々生き死の瀬戸際で勝負しているスタートアップでは
新しいビジネスモデルの創出や刷新が大企業以上に求められています。そこに人的資本を軸にしたアプローチへの期待が集まってきているので。
2)メソッドとしてより馴染みがよさそう
僕の組織・人財開発支援のコアは「自律分散チームづくり」ですが、
自律分散チームは、従来の組織形態に比べ、より柔軟で迅速な意思決定が可能であり、社員のモチベーション向上にもつながります。
相対的に規模や社員数の少ない中小企業やスタートアップでは、自分たちの想いや持ち味を生かして、創造的に働く環境を構築するのが、大企業よりもやりやすいという側面もあります。
3)市場としての可能性もありそう
自律分散チームづくりは、これまでは比較的余裕のある大企業で実験的に行われてきました。
そして、中小企業やスタートアップに、小回りを利かせ提供できる支援会社ははまだ少ないようです。
また、これまで僕が大企業コンサルティングの中で培ってきたノウハウを「研修」並みの期間や価格でご提供できるメソッドをここ数年で確立したというのも大きな理由のひとつです。
ということで、今年も1ヶ月経過しましたが、前述のように、いきなり中小企業やスタートアップを支援できるチャンスも見えてきておりこれからが楽しみでなりません。
大企業の支援も、もちろん、求められるかぎり続けていきます。
これまでも、大企業の他、中小企業、ベンチャー企業、地域コミュニティなどの支援をしてきましたが、
根っこにある組織やチームを動かす原理原則は普遍的であると感じてきましたのでそれをベースに、固有の特性もしっかりと見極めつつ新たな世界に飛び込んでいこうと思います。