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「JMAM オンライン研修 企画・設計セミナー」をやってみて

長らくブログ更新をさぼっている間、何をしていたか?

昨年は、コロナ禍という環境変化に適応するのに、さまざまな手を打つことに奔走しましたが、

事業パートナーであるトオラスのコンサルタントとして、株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)と組ませていただき、

JMAMさんの公開セミナー『オンライン研修 企画・設計ベーシックセミナー』のプログラム設計および講師を担当させていただいた経験は特に大きかったです。

このセミナーは半日の講座で、昨年7/8を皮切りに年内に5回実施されました。テーマは、研修をオンラインで企画・設計するときに、ここだけは外せないポイントを自ら考え、仮説を立てるというものでした。

個人的には、人財開発・組織開発サービスや各種個人向け講座をフルリモートで提供する専門家集団トオラスでのこの仕事をきっかけに、自分の仕事すべてを基本的にフルリモートに転換することになりました(結果としてなので、リアルでの仕事をもうしないわけではありません!)。

でも、実は、上記よりもはるかにインパクトのある重要な気づきを得ることができました。大きくは3つあります。

1)オンラインコミュニケーションの可能性

これは既に取り上げたことですが、一般的に言われているオンラインコミュニケーションの限界や弊害をよそに、それをはるかに上回る効果を知りました。https://tongari-team.com/gemba/1374/

2)研修の可能性

僕は組織開発のコンサルタントになってから15年になりますが、前職のコンサル会社が、研修サービスの限界を感じてつくられた組織だったので、研修に対してある種ネガティブな印象がありました。

が、今回実際にかかわってみて、研修の世界も変わってきているし、やりようだなと。僕の場合は、プロセスコンサルテーションのエッセンスを注入し、

事前動画でこちらのスタンスだけお伝えした上で、答えは参加者のみなさんが考えるという方式にしましたが、こちらが学ばせていただきたい仮説がたくさん出てきました。

なんと言っても、短時間で集約的に学ぶことのできるメリットを活用しない手はありませんね。

3)「ファシレス」対話の可能性

ファブレス(工場を所有せずに製造業としての活動を行うビジネスモデル)ではありませんよ(笑)。

今回は、(ZOOMのブレークアウト機能を使って)4、5人のチームに別れて対話する時間を全体の半分以上とりました。各ルームにファシリテーターは置かずに対話を進めてもらいましたが、思いの外(笑)それがうまくいきました!!

対話ごとに、ここは発散(or 創発 or 収束)の場面なので、このようなことに留意して、お互いにファシリテーティブに(自分たち自身で対話を促進する方向に)かかわってくださいと情報提供して送り出しました。

もちろん、構成するメンバーのテーマに対する習熟度や、対話の慣れ具合によって、プロセスに差異は出ましたが、どのグループも結構いい対話になっていたのです。

わたしたちプロにとっては脅威になり得る事態(笑)ですが、「ファシレス」による自走化の可能性も追求していこうと決意するきっかけになりました。

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