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まちづくりNPOの原点回帰へ(ふじの里山くらぶ)

私は藤野に移住して4年半になります。

藤野には NPO法人 ふじの里山くらぶというまちづくり支援組織があります。「自分たちの住むまちを元気にしたい、地元のために何かしたい」というような声が住民からあがり、2004年に立ち上がったそうです(立ち上げ時は任意団体)。

http://fujino-satoyama.com/

今年6月の定期総会において、私は役不足ながら、この組織の副理事長に就任させていただくことになりました。理事の顔ぶれは、地元の名士の方々ばかりで恐縮してしまいますが、何か新しい発想や実践を持ち込んでくれということかもしれません。

里山くらぶは、これまでの14年間の歴史の中で、町あげてのお祭りや観光案内所の開設、郷土資料館の存続、古民家の意義再発見等の重要な数々のまちづくり活動にかかわってきました。

ただ近年は、域内に多数生まれているまちづくり団体の勢いに押されがちなところもあります。

先日、これから里山くらぶはどうあるべきかについて一部の理事メンバーで議論する場が持たれました。

そこで大きな方向性として合意できそうな考えが出てきました。

これまでは責任感の強い理事メンバーで必死に回してきた(NPO法人化した2010年12月以降その傾向が強まった)が、

これからは本会が発足した原点に立ち返って

「藤野をこよなく愛する人たちが、気軽に交流を深め、 まちを盛り上げる企画や運営に参加できる場づくり」

を目指そうと。

早速、藤野地域の中でも、住民どおしの連帯意識が強く、防災や運動会等でも積極的に活動している吉野自治会連合会のイベントを見学に行くことになりました。

 

<吉野自治会連合会主催の第3回『夏の想い出in沢井川』>

 

当日は、幅広い世代にわたる130人以上の参加者のすごい熱気を感じました。いろいろな方のお話を聴く中で、一人ひとりが自発的に参加して、楽しんでいる様子が伝わってきました。

このような人たちや団体と、これからどんな連携や協力ができるのか、オープンかつ率直に議論しながら、ふじの里山くらぶならではの新たな実践の道を歩んでいきたいと思います。

 

 

 

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