HOME > BLOG > クリエイティブなチーム開発の現場より > スタートアップ企業向け新プログラム

スタートアップ企業向け新プログラム

今年は、大企業向け支援からスタートアップと中小企業へ大きくシフトすると宣言しました。

おかげさまで順調に進んでまして特にスタートアップ企業向けが一気に動き出しています。

その第一弾として開発したのが一人ひとりの成長と企業の成長の両立を促進するプログラムで、“Growth Bridging”と名付けました。

両者の成長の橋渡しをするという意味合いです。

特に上場を目指すスタートアップが、そのプロセスに入ると、

個々人の自由な働き方による価値創造か?

組織のリスクマネジメント強化による体制や基盤の整備か?

といった葛藤が生まれがちです。

これを二者択一ではなく、可能なかぎり統合を目指すものです。

シンプルに言えば、私が大事にしている価値観と、

目の前で担っている仕事と、組織や上司からの期待

会社が実現したい大きな目的や方向性

の要素すべてを眺めた上で、それらを同時に満たすストーリーを創っていくのです。

例えば、ブロックチェーン技術を使って、価格の安定を目的として設計されたステーブルコインの流通を事業化し、資本の流動性を高めようとしている会社で、

自由や好奇心を大事に働いているエンジニアは、新たな技術を駆使して価値創造するだけでなく、既存の金融業界のしくみや慣習の理解も必要です。

そのための壁はどういうもので、突破するためにどうするかというストーリーを描き、社内の仲間たちと共有、対話するのです。

スタートアップは組織の規模も小さいことが多いので、上記のような一人ひとりのストーリーが会社のパーパスや戦略に直結している実感が得やすいようです。

自分自身の大事にしているものが会社の方向性と重なっていることを認識すれば、モチベーションも高まりますよね。

重なりが小さければ、何をきっかけに大きくしていけばいいのかを考えることも可能です。

また、同じ会社で働く同僚たちがそれぞれに仕事や組織とどのようにつながっているのかを知ることで、

自分との違いや共通点を認識し、互いに尊重し合う関係も築けます

この“Growth Bridging”プログラムは、組織の分析をするために設計したものではありませんが、

結果として、個々人のワークをすべて集約した上で眺めると組織としての傾向やチャレンジ課題も見えてきます。

例えば、自由や自立とともに、人と人とのつながりを大事にしたいニーズが多いのに、

実際には、一人ひとりでなんとか解決しようとしている場合が多く、共創的なテーマ設定に踏み込んだ方がいいのではないかとか。

個々人の視点からワークに取り組んだものなので、かえって、組織サーベイよりリアリティがあるのかもしれません。

これまで目指してきた個々人の私らしさを起点にした組織開発支援の理想型に少しずつ近づいている感じ!

シェアお願いします!
TOP