前回はスタートアップ企業向けに開発した個と組織の成長両立を実現するプログラムをご紹介しましたが
今回は、もう少し大きな文脈でのチャレンジをお伝えします。
現在、客員教員をやっているiU 情報経営イノベーション専門職大学と連携して
スタートアップをはじめ大企業まで含めた人的資本経営を支援・推進する「情報経営イノベーション組織研究機構」(略称:iU組織研究機構)を設立しました。
産学連携にすることで、より社会的な活動として広めていきたいと思っています。
昨年夏に出会った同じ客員教員仲間の松井勇策さんとともに一年間の試行錯誤を経て、大学の賛同を得てカタチになりました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000270.000061260.html
起点にはこんな想いがありました。
人的資本経営で重要なのは、従業員個人の人的資本を起点として、企業の組織的人的資本を創出し、それを顧客価値として提供し収益を上げることで、企業価値が高まること(中央大・島貫教授)
という風に言われており、その舞台は主に大企業となってます。
でも、一人ひとりの想いや持ち味を生かすという文脈では本来は規模の大きくないスタートアップにこそ有益な概念でもあり
そこにフォーカスした方法論と実践支援を世の中に広めていきたい。
で、起業を旗印にするユニークな大学であるiUと組む産学連携団体として、人的資本経営をスタートアップで生かすための組織技術を提供していくというストーリーです。
スタートアップと言うと、どうしてもカリスマ的な起業家が注目される傾向が強いですし、組織や事業が、事実、そのエネルギーに牽引されているパターンも多いです。
でも、実際にスタートアップの社員たちと接していると、創業者の思想やビジョンに惹かれて入社した人が少なくないですが
先行きどうなるかわからない環境に賭けてきているだけあって、とんがった想いや持ち味を持っている人が、大企業に比べても多いと感じます。
その力を自律分散的に生かさない手はないと思うのです。
そんなスタートアップならではの人的資本経営をこれからかかわる企業、創業者、社員とともに創っていきます!!