HOME > BLOG > 組織開発の現場より > こすげ社協)ありたい姿を定める〜まず歴史から

こすげ社協)ありたい姿を定める〜まず歴史から

こすげ社協(小菅村社会福祉協議会)が、創造的なチームになるための支援を始めたと以前のブログで書きました。

https://tongari-team.com/gemba/286/

しかし、目先で一番課題に上がっていた日常業務の改善から、全スタッフを対象に始めようとしたのは、あまりいい結果を生みませんでした。

私が日頃からよく口にするとんがり研の支援の強みは、やはり「多・長・根」にあるということでしょう。

多=多面的、長=長期的、根=根源的の3点セット。

日常業務の中では、なかなか考える時間のない要素にあえて踏み込んでこそ、表面的な改善では得られない創造的チームづくりへの飛躍につなげることができます。

原点に帰って、こすげ社協でも、まずは正職員4人によるコアメンバーで、組織や事業のそもそものありたい姿を考えていくことに転換することにしました。

その第一歩目が、組織や事業の「歴史」をふりかえることです。

いまの状況を形作っているものは、これまでの歴史に他なりません。ただし、社史を編纂するみたいなこととはだいぶ違います。

今回はワークショップの第1回を始めるにあたり、所長の弘美さんにこすげ社協が創設されてから今に至るまでの「外部環境(介護福祉関連の法制度の変更等)」「内部環境(事業関連)」「内部環境(人・組織関連)」の3つに分けて。詳細な年表を作成いただきました。

1990(H2)年からの約30年の歴史です。

ワークショップは、その年表を眺めて、特に大事な転換点になったと思うことを、外部環境で3つと内部環境で3つずつ、メンバー一人ひとりに挙げてもらい、なぜそう思ったのかを全員で共有していきました。

このチームでのやりとりから大事なことが輪郭を持って見えてきました。

結果として、30年の歴史は大きく3つの時代に分けられることで合意しました。

そして、直近の時代の特徴として、介護福祉領域は国や県から市町村へ権限移譲が進められ、小菅村でも自立が求められてきていることと、社協の対象が高齢者だけでなく全住民に広げて考えられるようになってきていることの2つの潮流が確認できました。

日常業務レベルで起きている諸問題も、これらの潮流と無関係なわけではなく、なんらかの影響を受けているようです。

さて、次回はこのような流れを認識した上で、こすげ社協が創設以来大事にしていることや、これからも生かしたい強み、あるいは弱みに変わってしまった過去の強みなどを考えていく予定です。

TOP