第3回:あのミーティングは何だったのか?
AKI「ずばり源リーダーズミーティングは何だったのでしょう?」
関口「チーム活動を通して、個人が成長するプロセスでしょうか。それで前向きなものが見えてきて、それが状況を後押しした感じ。ただ集まったからこんなことが起きたわけではないですね」
望月「私の注力ポイントは、ばらばらな人たちをどうまとめるかということでした。その意味では『結び』の場でしたね」
AKI「何と何を結ぶと?」
望月「想いとカタチを結ぶこと。想いをみんなで共有して、それをカタチとして結ぶ。それが典型的に実現したのが、温泉の定休日を1年間に広げるという施策でしょう」
関口「そのようなことを変に消耗しないでやれる場ですよね。削がれる感じの疲れとは違う心地よい疲れというか」
望月「経営陣も、世間的にはこうだとか、自分自身の考え方はこうだとかはありながらも、何が正しい答えなのかはわからないという悩みはあったのでは。そこに、現場のメンバーがみんなで考え抜いたものを持っていったわけだから、それを尊重して安心して決められたように思います」
望月「そんなことは過去20数年の施設の歴史の中では一度もなかったはず。われわれだって俺たちが決めたことだから、責任もってやり抜こうとなります」