昨年12月からプロダクトローンチの実践講座に参加しました。先日、半年間にわたるその講座が終了しました。
実践講座ですから、とにもかくにも、自分でプロダクトローンチを体験するわけです。何もかも初めてづくしでした。
未知の大海に投げ込まれた感じ。
プロダクトローンチ(以下、ローンチ)は、商品(コンテンツ)の魅力を最大限に伝え、売上げを狙って創り出す最強の集客方法。
見込み客の悩みや願いを徹底的にリサーチして、顧客が気づいていない解決策(答え)を提示し買わざるをえない状況をつくりだします。
この講座を主宰するのは、気鋭のトップ若手マーケター田中祐一さんです。
僕なりにその特徴を言語化すると・・・
1.狙った売上げからそれを実現するための手段を逆算し、システマティックに構築。
2.そこから個々に分解したパーツを素速く実践して、リアルタイムに検証。
3.買い手のベネフィットをクリアにして、一貫して言い切る。
ローンチの実践によって、見込み客数×成約率×顧客生涯価値を爆上げする仕立てになってます。
一方、僕の対話型組織開発のメソッドの特徴は、プロセスコンサルテーションと呼ばれ
「困っているひとの上に立つ立場から、あるいは外在的に、回答を付与するのでなく、いっしょに考えるという姿勢を堅持することが、
支援する側にも、支援される側にも、自律的に学ぶ機会を提供する」ものです。(神戸大学・金井壽宏先生)
なので、
1.そもそも、僕はコンテンツホルダーでなくプロセスを促進するのが役割。
2.世の中のリアリティは、人々の間で語られることや関係性によって成り立っているという前提。
3.最初から決まっている答えなどなく、答えは相手とプロセスの中にしかないというスタンス。
参加する前からわかっていたことですが、ローンチとはかなり異なります。でも、だからこそ意味があると思ったんです。
なぜなら、一見相反するような要素を組合せ、統合された価値を生み出せたら、新結合=イノベーションになるから!
竹原ピストルさんの歌『オールドルーキー』で自らを鼓舞し、リングに上がりました。
積み上げてきたもので
勝負しても勝てねぇよ
積み上げてきたものと
勝負しなきゃ勝てねえよ
『ひとり起業家のための超・自走チームのつくりかた』として講座を新設し、従来の企業組織とはまったく異なる顧客層をターゲットに
見込み客リストはゼロから顧客づくりを始め初ローンチに臨みました。
で、どんな学びがあったか?
まず、アウトプットから言えば、直接的な結果は出せませんでした。
でも、実際に接点を持つことになったひとり起業家たちのリアリティをやりとりの中からかなり把握することができました。
とんがりチーム研究所のフレームワーク【らしんばん】における
「在り方」(ひとり起業家の想い)→「物語り」(想いを実現するための戦略)→「共鳴」(戦略とメンバーの想いの重なるところを見つけ実践)という流れに照らすと
超・自走チームづくりに行く前に、「在り方」や「物語り」のところからじっくり伴走するところにニーズがありそうですし、そのような訴求が弱かったかなというふりかえりをしています。
また、プロセス上の学びとしては、ローンチ的にプッシュするアプローチによって、これまでとは異なるプロセスが引き出せることを本当に体感しました。
例えば、関連のありそうなfacebookグループの見ず知らずの方々に、自分はこういう想いやメソッドを持って活動していますが、もし共感いただけるなら、お友達になっていただけませんか?
という投げかけに、極めてたくさんの方々が応じてくださったり、ZOOMで直接対話させていただけた方も、毎日のようにいらっしゃいました。
初ローンチでの体験や学びを踏まえて、これからは組織対象の支援だけでなく、ひとり起業家などの個を対象にした支援も本格的にやっていきます。