50代会社員が、自分らしくもうひと花咲かせる支援を事業化しようとしています。
これまでのゼロイチな選択(会社に残り雇用延長or新たに転職や起業)だけでなく、多様な選択肢の組み合せを、幸せ視点で仲間たちと考え、実践する場。
現在、MVP(必要最小限プロダクト)として、5人のメンバーに体験ワークショップを全5回の講座にて実施しています。
毎回おもしろいことが起きてます!先日もこんなことがありました。
二人のメンバーから出てきたキャリア構想が、従来型のゼロイチではない選択肢でした。
僕はそれを「セカンドキャリアの社内創職」と名付けました。
この講座では、私が「本当に、本当にしたいこと」を見つけ(セルフコンコーダントゴールと呼びます)その上で、幸せ視点のセカンドキャリアを戦略的に描きます。
上記の二人は、これまで社内外で築いてきた資産(スキル、経験、資格、人脈等)を再構成しいま働いてる会社に貢献できる新しい「仕事」として提案するというわけです。
そして、現役のうちに、現在の仕事の一部として実践することを認めてもらい、
社内での実績をつくり、広げていく。定年するときには、自然にその専門職に移行するのです。
例えば、ずっと研究職としてやってきた人が自己投資として社外の講座で、対話によるネットワーキングや、キャリアカウンセリングのスキルを学び、
社内で将来へのなんらかの不安を抱えている若手や中堅の研究者たちの相談に乗るみたいな。
いま、彼は自ら人事部にかけあって、そんな支援ができる環境づくりを始めています。
これまでの働き方として、自己申告書などであの仕事してみたいという希望を出すことはあっても、
自分から、社内になかった新しい仕事を構想して、会社に「売り込む」のは、なかったはず。
これって、セカンドキャリアの選択肢に迫られるタイミングだからこそ、大胆に提案する側面もありそうです。
そもそも、多くの会社で、活用方法に困っている「50代問題」の解決の糸口にもなるかもしれません。
「セカキャリ」(=セカンドキャリア)の実験があちこちで広がっていくような仕掛けを、あれこれ考えているところです。
もちろん、「社内創職」は、働き方のひとつの選択肢でしかありませんが、50代に限らず、日本人の働き方にも大きなインパクトを及ぼせるのではないかと。