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セルフ・コンコーダント・ゴールは「タネ」である

自分が、本当に本当にしたい心の奥底からの欲求にもとづく目的や目標のことを、セルフ・コンコーダント・ゴールと呼びます(以下SCG と略)。

concordantとは、一致した/調和したという意味なので、自分自身と一致した目的(もしくは目標)ということですね。

このSCGを、人生の軸に据えることで、ブレない幸せを感じられると『ハーバードの人生を変える授業』で、タル・ベン・シャハー博士が言ってます。

ところが、これを定めることが、結構難しいのです。

多くの場合、すること(do)が書かれた目標的なものになって、自らの深い欲求に根差すことを意識しづらかったり

逆に、こうありたい(BE)という抽象度の高いものとなり、現実に何をすればいいのかにつながりにくかったりしがち。

いろいろ考えていたら、こんなメタファーが降りてきました。

SCGは「タネ」だ!!!

と捉えてみる。

タネの中には、一時成長が止まった形での胚が眠っています。タネが水を吸うと、この胚が目を覚まして

まず幼根が現われ次に幼芽が伸びてきます

根っこが「こうありたい」(BE)で、芽が「こうしたい」(DO)です。

つまり、BEとDOに橋をかける存在としてSCGを定める工夫をしてみたらいいのではないか?

そう、もしかしたら、あなたの中で長いこと眠ってたかもしれないタネから始めましょうということなんです!

「こうありたい」(BE)は、価値観診断などで割と容易に特定できます。

一方、 「こうしたい」(DO)も、その価値観を生かすために何をしたいかを自由に発想していくといくつも出てくるはずです。

この両者の間を行ったり、来たりしながら、

自分らしい「在り方」とそれを実現する「方向性」をあきらかにするのがSCGというわけです。

たとえば、僕の場合は、以下のようになります。

「こうしたい」(DO):

対話型の組織開発コンサルタントおよび幸せ視点のライフシフトのナビゲーター

タネ(BEとDOの中間) =SCG:一人ひとりの想いや持ち味が解き放たれ、重なり合って、思いもよらない物語りになる仲立ち

「こうありたい」(BE) :

・ありのままの自分でありたい

・仲間を大事にする自分でありたい

・何かの創造にかかわる自分でありたい

実は、前述の『ハーバードの人生を変える授業』タル・ベン・シャハーの書いてるSCGは、よりDOに近いところを言ってるようです。

なので、ここまでお話ししてきたBEとDOの中間のSCGっていうのは、僕のあくまで仮説なんですが、こういう考え方って、みなさん、どう思われますか?

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